次に飛ぶのは琵琶湖の上 3rd FLIGHT
富士川滑空場にて3回目のテストフライト。
横国、早稲田、東大、東海大、そしてうち。
計5機もの人力飛行機が並ぶ。

うちらは到着も遅かったけど、かなりの数のフライトをこなした。

結果は満足じゃね?

ラダー(垂直尾翼)もエレベーター(水平尾翼)もリニアに効いていて、
だんだんパイロットも慣れたみたいだし。

自分としては、ラダーが効きまくってくれてよかった。
ま、効きすぎて、というか発生する揚力が大きすぎて反動で抵抗が増え、ガクンと高度を下げてたりしたけど。

切ったまま維持すると墜落する危険すら。。
パルス入力か、操縦桿を倒す角度を微妙に調整してもらうしかないな。
なにせ、ほんの少し切っただけで、テールがヨー方向に回転するもんだから。。
滑走中でさえ、ラダーによって無理矢理進行方向を曲げることすらできてた。

まったく激しい子だなあ。

去年の反省(ラダーを切っても風に流され墜落)から、
たとえ流されていても無理矢理曲げる、をコンセプトに空力設計したから、設計通りといやそうなんだが。

実際に、今日も滑走路の反対側でやっていた東海大の機体が実際に風に流され、大破した。
この時期にあのダメージ、心中察するに余りある。
修復には時間的にも精神的にも相当な困難があると思う。
頑張ってください。

とにかく、うちらは定常飛行を何回も続け、明るい(?)展望が開けてきた。
普通に離陸して飛んでいく。
今年はこれが最後のテストフライトなので、
次に空を舞うのは鳥人間コンテストとなる。
基本的にいじると重心位置が変化してしまったりと、あまりできないが
本番までにやっておきたいことはそこそこある。

本番に向け心配な点は、やはりプラットホームからの飛び出し。

鳥コンでは高さ10mの櫓からそれこそ、「落とす」感じになる。
滑走距離が5mほどしかないからだ。
いくら最終保持の人間(ブースター)が押しても、テストフライトの様に
浮き上がることは出来ない。
よって10mの高さから落下しながら機速を稼ぎ、定常飛行に持っていくしかない。

この落下→定常に入るまでの引き起こし時に慣性力その他が機体にかかる。
果たして、翼とフレームの接合部、水平尾翼とテールビームの接合部が
この荷重に耐えるかどうか。。。
それに、下手に水平尾翼をつかって引き起こすと、一気に機速が落ち
失速する。
その意味でも、テストフライトで水平尾翼の効きをパイロットが体で覚えてもらうしかない。
今回のテストフライトでそれを身に付けてくれていたらいいのだけど。

とにかく、あの瞬間さえ乗り切れば、
今年の変態飛行機でも十分、長距離フライトをできるはずだ。

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さて、今年のテストフライトの感想としては、

ほんとに飛ぶんだあぁ

この形態の飛行機があっさりと(?)離陸し、普通に飛ぶのはある意味驚異。
誰もがやったことない形態の飛行機だけになお。
後ろから追走したとき、真っ直ぐ一定高度を保って飛ぶ機体を見て、
普通にすげぇと感じた。
奇抜な機体で飛ばない
テストフライトもろくにできない
では全くもって無意味だからね。
それ思うとよくやった感があるなあ。
これがK島マジックか。。

挙動がおかしい(2枚の翼の動き)のがあるなど、ナゾな部分も多いけどね。
今の所は致命的な欠陥を露呈してないのでよしとするか。。



そう、写真は追走したとき撮ったもの。

ちゃんと飛んでいるのが分かる?はず。
確かこのあと、

隣でやってる東大の機体に突っ込むと見紛うほどに近いところでギリギリ止まり、
東大チームにどよめきが起こっていた。
べつに喧嘩売ってるわけぢゃないよ。 

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