本日は颯爽とライフに乗って学校に直行(AM9:00)
駐禁取られない絶妙の場所にクルマを止める。
秋晴れの朝を走ると気持ちいい。

垂直尾翼(その名も「Altair(アルタイル)」
の荷重試験を執り行う。
ちなみにリブ1枚1枚にも名前がある。とはいっても下から順に12正座の名前になっているだけ。

テールビームを横にし垂直をとりつけ、翼面上に水を入れたペットボトルを置いていく。
ちゃんと計算したから荷重は間違っていないはず。
なのに1G(操舵時に通常かかる揚力)でものすごいトルクが
テールビームにかかる。
垂直尾翼はテールビームの上下で翼面積が違う(あまり下に伸ばすとプラットホーム離陸時に擦る危険があるため)ので
当然テールビームにロール方向のトルクがかかる。
それを軽減するため2004年度垂直は上部がテーパー、下部は矩形にし、上下の揚力差を減らそうとした。

それでもかなりのトルクがかかる。
そりゃテールビームを止めるネジ穴が広がるわけだ。

そういや三菱では穴が予定より広がるのを「バカ穴」って呼んでた。
実習中にお世話になった「名航設計ハンドブック」にもそう書いてあったのにはちょっとビックリした。

とにかくこりゃ次期機体には反映しないと。

1.4Gまで行った所で壊れる雰囲気がしなかったため一気に2Gの荷重をかけた。
2G、つまり12kgもの錘が載るのだ。
この垂直尾翼は長さ2.7m、重さは760g
材質はバルサとスチレン。要するに木と発泡スチロールでできてる。
そんなものにあれだけの荷重。桁さんの悲鳴が聞こえそう。

結果的に2Gでは桁と桁の接合が外れた。
桁自信が折れたわけではなく、また外れたのも4本ある縦通材の内1本のみ。また場所も予想された範囲内。

接合箇所の強化をすれば間違いない。ただ、過剰強度な感が否めない。
剛性はこのまま、強度を落とすことで更なる軽量化ができるはずだ。変形の大きい外へ外へ硬い部材を配置。内部を弱くする。
極薄カーボンプレートと発泡スチロールによるサンドイッチか構造を持ったリブを本格的に検討しよう。

その後、なぜかイオン熱田に先輩方と行く。
学校に戻って(駐車場所は朝とは違って駐禁OKではないところ)
さて帰ろうかという時。

タイヤの付近に何やらチョークで書いてある。

こ、ここここれはもしかしてもしかしてなのか!?でも今までこんなことは。いやしかし以前書かれたものの近くに偶然にも止めてしまった可能性が。駐禁だったら何か貼られるけど何も貼られてないし。無事故無違反のオレが遂に満を持して違反切符を切られるのか!?

ちょっとガクガクブルブルな日々を過ごします。
あ、明日は岐阜基地航空祭じゃん。

ちなみに垂直尾翼の一部を家に持ち帰った。自慢の、他チームに構造面でも空力面でも絶対負けないモノだ。
家で永久保存決定!

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